平成20年9月7日(日)ホテルセンチュリー静岡で自由民主党静岡市議会議員団主催の第3回教育研修会が開催されました。当会派におきましては、教育研修の一環として“自ら学び、自ら考える”その扉を開くヒントとなるべく講演会を開催しておりますが、今回はゲストに宮本延春先生をお招きしました。
同氏は家庭環境や「いじめ」が原因で「落ちこぼれ」となり、音楽「2」と美術「2」を除いてオール「1」で中学を卒業して大工になったとのこと。病弱な父や母との生活を支えて貧しい少年時代を送るものの、両親に死別後、人々との出会いの中で一念発起、夜間高校を経て名古屋大学に進学。物理学を学び、36歳で教員となったという方です。
会場には250名を超える参加者が訪れ、不遇な過去を面白おかしく語る同氏の教育論に熱心に耳をかたむけていました。
【プロフィール】
宮本延春(ミヤモト・マサハル)先生略歴
1969年、愛知県生まれ。23歳の時、偶然見たアインシュタインのビデオに衝撃を受け、小学生の勉強からやり直し、24歳で私立豊川高校定時制部に入学し、27歳で名古屋大学理学部を受験。見事合格し物理学を学ぶ。現在は母校豊川高校教諭、文科省教育再生会議委員。執筆活動や講演活動も積極的に行っている。
主な著書は『キミのためにできること』(WAVE出版)『オール1の落ちこぼれ、教師になる』(角川書店)『未来のきみが待つ場所へ』(講談社)など。
※第1回 平成18年10月18日開催
講師 北星学園余市高校 校長 山 弘子 氏
演題 『現代の教育に求められているもの』
第2回 平成20年3月3日開催
講師 東京都杉並区立和田中学校 校長 藤原 和博氏
演題 『世界で一番受けたい授業、和田中学からの発信!』