自由民主党静岡市議会議員団の公式ホームページです。

・人口減少対策について

・水陸両用機について

　自民党市議団「実効性ある人口問題解決政策グループ」として、人口減少対策について、市民や周辺都市との圏域を巻き込み、総合戦略で取り組む松江市に伺い、その詳細を伺った。また、交流人口増加を狙うため、日本でも珍しい水陸両用機を観光資源として活用する取組みも伺った。 成果・市政への反映等 松江市の人口は２０．５万人であり、平成17年から少しずつ減少傾向だが、今後は急速な少子高齢化により、このままで行けば２０６０年に13.1万人まで減ってしまう。 この状態を打開するため、行政だけでは対応困難と考え、松江市総合戦略推進会議を立ち上げ、市内の各種団体や市民グループと共に、あくまで民間主導で３６０の事業を策定し、行政が裏方で補佐しながら、何とか18万人を維持していく内容である。 もちろん、松江市だけでなく、周辺都市と圏域連合を組み、地域振興等を共同で行う事により、全国でも有数の過疎化や人口減少に悩む山陰地域の底上げに取り組むとの事だった。
　事業の成果はまだ途上であるが、人口問題に市民運動的な要素を取り入れ、雇用・経済・福祉・子育て・教育・観光等の課題全てに事業を盛り込み、市民と共に松江市を前へ進める姿勢は評価できる。本市でも行政だけで総合計画を実施する事は困難で、もっと市民へ3次総や重点施策を浸透させ、民間資本や市民力を積極的に活用することが大切だと感じた。
　水陸両用機については、まだ試験運用との事であり、定員も5名のため、多くの観光客を取り込むには時間掛るが、民間資本を取り入れ、採算性を確保できるならば、海洋資源豊富な本市でも導入の検討しても良いと感じた。
　松江市の取組みを参考に、本市でも活力ある街を創造するべく、積極的に市民や周辺市町と連携して行きたいと感じた。　（文責 寺澤）

岐阜県可児市で行われている事業で、交流人口を増加させるものや地域の絆を深める取り組みを学び、持ち帰るのが目的である。

　可児市で行われている戦国城跡巡り事業について、6月6日、可児市役所にて視察を行った。スキームの概要、イベントの効果や実績などについてレクチャーを受けた。

成果・市政への反映
　視察を行った岐阜県可児市は静岡市同様、歴史上の人物で町おこしを行っており、明智光秀や森蘭丸、森長可などと縁が深いとされている。可児市にはかつての山城の城跡が多数あり、その城跡を観光に活用するべく、地域住民との話し合いが行われ、可児市山城連絡協議会が設立されることとなった。連絡協議会は、可児市内の山城を整備する団体の事務の一元化、事務所の管理運営、市内の山城の案内PR、自主財源の確保などが目的である。この協議会には地域の企業も活動に参画しており、缶バッチなどのグッズを作成し、自主財源の確保に努めている。また「イクササイズ」「山城に行こう！２０１８」など多くのイベントを起こし市外からの観光客誘致に努めている。とりわけチャンバライベントは既に100回近い開催数を誇っており、毎回参加費も取れ、町の顔になると同時に団体の財政にも寄与している。このように地域と行政がともに地元の歴史を掘り起こすことで人が集まる街づくりが進んでいることを学ぶことができた。本市としても見習っていきたい。　（文責 池谷）